もし僕がうまく生きてたら

大きな後悔はないという話。

パスタじゃなくてラーメンにすればよかった。
そんな小さな後悔はよくあります。
今も充電器持ってくればよかったと後悔している最中です。

でも、僕は人生について後悔していません。

家族もそろってないし、
掛け算できなかったし、
人とうまく話せないし、
就活も失敗したし。

だめだなと思うことばかりでした。
振り返ると、
もっといいやり方があったと思うし、
恥ずかしい気持ちになりもします。

でも、もし僕がもっとうまく生きてたら
猫丸さんと出会うことはありませんでした。

このたぬきみたいなかわいい猫と、
一緒に暮らすことはありませんでした。

そう思うと、これ以外の生き方はなかったと言えます。
うまくいかないことばかりでも、
生きることを諦めなかったから、
あのタイミングで猫丸さんを迎え入れることができました。
あと一日ずれていたらどうなっていたのでしょうか。
早くても遅くても出会えなかった生き物。

それは人間でもおんなじで。
どんなにつらい状況でも、
猫を、音楽を、映画を好きでいたから、
出会えた人も仲良くなった人もいます。

体調を崩した経験があったから、
共感できる仲間もできました。

人間も猫も奇跡的なタイミングでつながってきました。
そのことを僕はとても気に入っています。

もし僕がもっとうまく生きていたら、出会えなかった生き物たちがいる。
案外、何かを足したり引いたりする必要ってないのかもしれませんね。

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