大切にしている言葉の話。
僕は座右の銘を聞かれたときに、
「スリーアウトチェンジ」と答えています。
ええ、あのスリーアウトチェンジです。
野球の。
もしかして今は通じないかも?
攻撃側が3人アウトになると、
攻守が交代する制度のことです。
ホームランを打っても、
三振しても。
スリーアウトチェンジになったら、
また一から始めていく。
ホームランを打った時は、
感触だとか飛距離だとか、
何点入ったとかで気分が上がっても。
三振した時は、
読みが外れた振るのが遅かった、
そもそも追い込まれなければと後悔しても。
スリーアウトチェンジになれば、
自分のポジションに戻って、
また一からやり直し。
大きな成功があっても、
沈むような失敗があっても。
明日になったらまた一から始めるだけ。
そんな無常さがとても好きです。
もう一つ好きな理由があって、
こっちの方が重要かもしれない。
スリーアウトチェンジはスリーアウトチェンジなんですよね。
終わりだけど終わりじゃない。
まだゲームは続いている。
それはつまり、
ゲームセットにならない限り、何回だってやり直せる。
ということでもあります。
満塁ホームランを打たれても、
しょうもないエラーをしても。
ゲームセットにならない限りは、
何回だってやり直すことができる。
取り返すのは大変です。
僕も長い時間かかりました。
でもゲームを降りず、
耐えるときは耐え、
チャンスが来たら1点ずつ返していく。
その繰り返しなんですよね。
スリーアウトチェンジ。
フラットでいることと、諦めないこと。
僕が大切にしている価値観です。
成功した時失敗した時、
もうダメだって思った時。
僕はこの言葉を胸に、
また一から始めます。
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